工房紹介

  • 「ささやき窯 楽友」
    オープンして9年が経ちました。 大井川流域の木材を使った、まだ木の香漂う工房です。緑輝く芝を通り、緑樹の下をくぐって工房にお入りください。母屋に設けたギャラリーでは私の作品を展示し、販売もしています。                                                                                               陶芸教室に通う生徒さんたちのにこやかな笑顔と、楽しげな会話があふれる陶芸工房です。                                                             「体験陶芸」「教室入会者」募集中です。どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。    春休み・夏休みなどの長期休暇には、「子供体験陶芸教室」も開講します。

結婚式で両親にプレゼント

  • 結婚式で手作りの器を両親にプレゼントしませんか。 結婚前に二人がする最初の共同作業です。両親への感謝の気持ちがいっぱい詰まった器が出来上がると思います。このブログ内のカテゴリー「結婚式:父母に贈り物を手作りで」をご覧ください。
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2017年3月23日 (木)

ありがとう

教室生のYさんから手作りの祝福のカードをいただいた。

今月21日は私たち夫婦の結婚記念日。そうと知ったYさんが心込め、時間をかけて作ってくれたものだ。

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封筒には金紙のハートをちりばめ、カードには四葉のクローバーとてんとう虫などがあしらってあった。

こんなに嬉しい祝福はない。完成したこれもそうだが、何を作ろうか、どんな祝福のメッセージを書こうかと彼女が思案した時から、作り終えるまでの工程と時間に、Yさんの全ての祝福の気持ちを感じられる、だから大いに嬉しいのだ。

ありがとう!!

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2017年3月20日 (月)

桜を見せたい、ずっと。

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私たち夫婦と長年にわたって親交のある知人がいる。彼女は、工房オープン時の手伝いをしてれたり、個展の度にいろいろと動いてくれたり、時には私たち夫婦と一緒に旅行したり、山歩きを楽しんだりしてきた。主婦として、また自営業を営むご主人の片腕として大きな存在だった。どんなにつらい時でも、嫌なことが重なっても、まるで他人事のように“島田弁”丸出しであつけらかんとしゃべる。美しい顔立ちには不似合いな飾り気のないしゃべり方がより彼女の人間的魅力を高めていた。

その知人が入院を余儀なくされた。日増しに衰えていく四肢の筋肉。車椅子でないと移動が困難になってしまった。

入院先の病院に見舞いに行った。病室に入るや、私たちは彼女をハグした。彼女のこけた頬に涙が流れ落ちた。いつもの明るい表情は失せていた。筋肉の萎縮は咽頭にもきているらしく、しゃべるのもつらそうだった。私たちは、彼女が元気だったころいつもしていたようなたわいのないおしゃべりをしばしした。彼女の顔がほころんだ。笑った。しかし、どこか辛そうな表情が垣間見えた。


そのうち医学療法士が病室にやってきて、「リハビリの時間ですよ。行きましょう。良かったら皆さんも一緒に来ませんか。応援してあげてください。」と言った。

私たちは、リハビリ室の隅の長椅子に腰を下ろして彼女が施術を受けている様を見守った。

動かなくなった右腕を、やはり力が失せてきた左手で支えながら頭上にゆっくりと上げ下げしたり、療法士に支えられながら車椅子なしで歩行したりを繰り返した。

終わると、医学療法士が私たちに言った。

「皆さんが応援してくれたからでしょう。びっくりするほど頑張りましたよ。」

彼女の頬に紅がさしていた。元気だったころの顔だった。そして言った。

「がんばったよ。みんなが見てくれていたのでね。ありがとう。」

帰り際、彼女と約束した。

桜を見に行こうね!

来年も再来年も彼女に桜を見せてあげたい。帰路の車中で私たちはそうなることを強く願った。

2017年3月19日 (日)

失敗を楽しみながら

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Aちゃん(3歳)は、お母さんとFさんが作り終えるまで、お母さんの隣に座ってぐずることなく粘土遊びをしていたましたが、最後にはちょっと眠くなってきたようです。皆で記念写真に収まる頃にはお母さんに甘えてしまいました。

3人は、当陶芸教室に通うNさんと一緒に来てくれました。2017317_002
2017317_016お母さんYさんとFさんはそれぞれ湯呑碗、飯碗作りに挑みました。目の前に置いた手本の碗を目指して作り始めたのですが、思うようにいきません。口縁や底の直径が広がりすぎて碗らしくなりません。さあ、どうしましょう。お二人は迷います。うまくいかないなあ、と心でつぶやいている様が顔に表れます。この失敗こそ作る難しさと喜びなのです。完成品を手にしたとき、そのことを思い出してクスッとするはずです。そこで手直し方法を手ほどき。指導する側の私の出番がきます。こうして、ああして・・・、と直径を小さくする技法を教えます。

凹凸になってしまった口縁を平らに切り取る工程でも、お二人はハラハラしながら切り取る道具を手にします。Yさんは、我が子が傍らにいることを忘れるほど夢中になって切り取っていました。

遠く静岡市からきてくれましてありがとうございました。
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2017年3月15日 (水)

春をいただく

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教室生のSさんから菜の花をいただいた。自宅で栽培しているという白菜と水菜の花だ。

工房内が一気に春めいた。我が家の庭樹、サンシュユも黄花をいっぱいに咲かせている。

春先の黄花は心を浮き立たせる。そして次なる花の開花を待ち望む。

霞か雲か 匂いぞ出ずる さくら さくら 見に行かん、である。


あと何回桜を見られるのかねえ。

妻となにげなく交わす会話。

そんなことを考える齢になったことを、思う。

2017316_013             水菜の花

2017年3月12日 (日)

浜名湖牡蠣旨し!

浜名湖牡蠣旨し!
浜名湖牡蠣旨し!
浜名湖牡蠣旨し!
浜名湖の牡蠣を食べた。プリプリとした歯ごたえ、潮の香り、ジューシーさ。旨い、と思わず口をつく。

知らなかった。浜名湖で牡蠣養殖が行われていることを。テレビで知り、湖西市新居町の牡蠣小屋に出向いた。
養殖業者と思われる年配の男女が忙しそうに客の応対をしている。

2500円の牡蠣フライ定食を頼む。フライ4枚を頬張っている間、業者のおじさんが、目の前で牡蠣を焼き上げてくれた。何も付けずに食べた。磯の香りが口内から鼻孔に流れてきた。

おじさんが言った。ここの牡蠣は絶品だよ。
まさにその通り。

明治に始まった牡蠣養殖だが、養殖業者は今や当初の半数になってしまったという。後継者不足、高齢化がすすんでもいる。おじさんは、やや曇りがちな表情で話すも、こう付け加えた。

東京築地市場で高値で取引されてるんだ。

2017年3月10日 (金)

ある日の教室小景 5

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教室生のおひとり、Kさんは70歳を越して数年たつ。柔道・剣道・弓道の武道で鍛えた頑強な体躯の持ち主である。が、やはり寄る年波には勝てないらしく、時々弱音が出る。しかし、好奇心は旺盛で、最近はギターの教室に通い始めた。陶芸教室に来る日にはギターを持参し、終わってから私にギターの手ほどきを受ける。

彼が今挑戦しているのは映画音楽。かつての名曲、夜霧の忍び逢い・ブーベの恋人である。

彼や私の年代にとって、この音楽は心に残る名曲なのだ。

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2017年3月 6日 (月)

自然を味わう

安倍川奥に連なる山塊のひとつ、青笹山(1550m)に登った。登山口は有東木(うとうぎ)地区だ。ここはワサビ発祥の地で、400年以上の歴史がある。伊豆もサワビ栽培が盛んだが、江戸時代に天城の見回り役だった板垣勘四郎が有東木から伝えたものだ。2017227_021




温暖な地といえども、標高が高いところでは雪が積もっている。念のため滑り止めのアイゼンを持参した。案の定、1300m付近で雪道となった。さっそくアイゼンを装着する。一緒に登った教室生のHさんにとっては初めての装着だ。ちょっと時間がかかったが、付け終ると雪の上に乗って感触を確かめた。そして満足気な表情をした。しばらく登山道左側の谷に2017227_010


足を滑らさないように気を付けながら歩く。やがて地蔵峠に飛び出た。あとはアップダウンを幾度か重ねながら稜線を行くと、深い笹の間を通った。

登るにつれ青空の面積が小さくなり、山頂に近づくころには小雪がちらつき始めた。

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山頂に置かれた温度計は2度を示していた。私たちは笹を防風壁代わりにして昼食を摂った。ここは山梨県と静岡県の県境でもある。東を望むと南部町の向こう側に富士川が見えた。そして霊峰富士、が、見えるはずだが、あいにく雲のベールの中だった。北方を望めば、晴れていれば依然として雪に覆われた南アルプスの名峰たちが顔をそろえて私たちを喜ばせただろうが・・・。

小雪舞い散る中での昼食だったが、沸かした湯でつくったカップ麺で体はホカホカだ。

わたしはHさんに言った。

「山は晴れが一番だけれど、こうして雪が降る、曇っている、そして時には強風にさらされる、雨に打たれることもある、それが自然そのものだよね。だから今日のように晴れの中をスタートし、曇りになり、山頂付近で小雪に出迎えられるのもいいよね。」

彼は、そうだそうだと頷いた。

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標高1100m付近にあったワサビ田。ビニールで覆われていた。

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下山後、地元の主婦たちが守る売店に寄った。閉店直後で、入口はカギがかかっていたが、中にいた女性がどうぞと言って中に入れてくれた。地元産のワサビで作ったワサビ漬けを買った。そしてちょっとおしゃべり。「ワサビ田の担い手は大丈夫?」そんな私の問いに、高齢化が進み、担い手不足であること、地元の小学校は児童数が10人を下回ってしまったこと、もちろんこの売店を預かる主婦たちもごらんのとおり高齢者で、これからどうしようかね、と話していたところだったのだよ、と。

















2017年2月27日 (月)

心こめて

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作り終えた作品を前に、極上の笑顔で写真に収まったのは、教室生のMさんと友人のKさんです。高校時代から親しくつきあっている間柄のお二人には、もう一人仲のいい友人Sさんがいます。いくつかの苦労を乗り越えて結婚することになったSさんに贈ろうと作ったのが写真にある作品です。

Kさんは手のひらに収まるサイズの一輪挿しを、Mさんは両手に収まる、やや大きめの球状の花器を作りました。

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小柄で愛らしい、華やかな雰囲気をもったSさんにふさわしい、心がこもった友人からの贈り物です。私も心こめて焼き上げようと思います。

2017年2月25日 (土)

明るく楽しく

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とにかく明るく朗らか、旧知の間柄であるかのような親しみ深さのある方たちでした。小中高の同級生というお二人は、2時間あまり粘土遊びに興じました。時に目指す形から遠のき、修正するのに四苦八苦し、時に、凹凸になった口縁を平らに切り取る緊張を要する工程に成功し歓喜する。とても表情豊かな女性たちでした。

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お二人とも夫思いなのでしょう。Kさんは夫婦飯碗を、Mさんは夫婦茶碗を作り上げました。Kさん、Mさんを当教室に導いたのは、藤枝市から通う教室生のNさん。

お二人の隣では、御前崎市から通っている教室生Hさんが、紐作りの基礎練習をしていました。

Kさん、Mさんが作り終えるまで見守っていたNさん。

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遠く浜松市から来ていただきありがとうございました。

2017年2月23日 (木)

ある日の教室小景 4

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粘土と遊び、意中の形を作り上げた後のティータイムのひとコマである。2時間半の作陶時間が終わりに近づくと、工房に現れるのが妻だ。もっぱら湯茶接待とおしゃべりを担当する。用事がないかぎり、ほぼすべての教室生がこの時間を楽しんでいく。老いも若きもである。陶芸という趣味を同じくする者同士が、こうした茶話会でさらに人となりを知ることになる。互いの輝く一面を見つけあうひと時でもある。

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