工房紹介

  • 「ささやき窯 楽友」
    工房を構えて10年が経ちました。 大井川流域の木材で建てた工房を訪れた方が、「木の香がするね。」と顔をほころばせて言ってくれます。緑輝く芝庭、緑樹の庭が目と心を癒します。母屋に設けた第1ギャラリーとログハウス2回の第2ギャラリーには私の作品を展示し、販売もしています。                                                                                               陶芸教室に通う生徒さんたちのにこやかな笑顔と、楽しげな会話があふれる陶芸工房ささやき窯。                                                              「体験陶芸」「教室入会者」募集中です。どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。    春休み・夏休みなどの長期休暇には、「子供体験陶芸教室」も開講します。

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2018年4月10日 (火)

互いに助け合って

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できましたぁ!

お二人は湯呑碗と飯碗を手ひねりで作り上げ、満足そうな表情を見せてくれました。

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波打ってしまった口縁を、針先で切り取る、ちょっと緊張を要する作業では、互いにロクロを回す手助けをし合って見事に平らに切り取ることができました。

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結婚を約したお二人は、現在、それぞれ神奈川県と東京都に住んでいます。この日は、彼の実家に共に帰省した折り、陶芸をしようと思い立ってささやき窯に来てくれたのでした。

作陶時、どこかほんわかとした雰囲気を醸し出している彼女を、優しい眼差しで見守るMさんが印象的でした。

2018年4月 8日 (日)

瀬戸内海の島めぐり 5

粟島の東端、上新田港から民宿ぎんなんへ向かうと、マン丸顔のかわいらしい人形さんたちに出くわす。漁業で使う浮き(ブイ)で作った人形だ。これらは先に登場した“えっちゃん”が作った。

猫をはじめ、女の子、さざえさん一家、花嫁花婿それをとりなす神父さんなど、実にさまざまな姿をブイで作り上げている。

名付けて「ブイブイガーデン」だ。

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どの顔を見ても笑顔だ。ひょうきんだ。愛くるしい。

えっちゃんがガーデンを案内してくれた。彼女の飾り気ないちゃめっけのある語り口、紡ぎだされる言葉にかぎりなく惹かれた。70歳を越した年齢とは思えないほどの張りのある声やポジティブな思考にも驚かされた。

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          結婚式

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     さざえさん一家

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笑顔の子供たちの背後の畑に、最近、えっちゃんがある種を蒔いた。長距離移動することで知られる美しい蝶、アサギマダラが好むフジバカマの種だ。えっちゃんは言う。長野県からはるばる飛んでくるらしいから、ここをアサギマダラの休息場所にしたいの。彼女は、島民を、島を訪れるお客さんを笑顔にさせるブイブイガーデンだけでなく、蝶をも招き入れて喜ばせようとしている。

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えっちゃんはヤギやカルガモ、犬、猫を飼っている。犬、猫はもちろんだが、ヤギも、彼女に名前を呼ばれると、寝ていた小屋から出てくる。カルガモもえっちゃんの呼び声がわかるらしく、反応するという。彼らは、心優しき人を人以上に見分ける力があるのだ。

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えっちゃんにひとしきり丹精込めたガーデンを案内してもらい、彼女の家の玄関先に戻ると、一台の軽トラがやってきた。チャボとひよこをえっちゃん夫婦に持ってきたらしい。ゲージの中にいるひよこをよく見ると、足に水かきがついているではないか。男は、これはアヒルだよと言った。親鳥らしきチャボはれっきとした鶏だ。ひよこたちの親ではない。アヒルの赤ちゃんはそんなこと一切構わずチャボにすり寄っていく。

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えっちゃんがご主人に言った。どうするの、わたしたち年金生活じゃん。

彼女は餌代の心配をしているのだが、表情は極めて明るい。アヒルの赤ちゃんの行き処に困ったのでここに持ってきたのだろう。えっちゃん夫婦ならきっと面倒を見てくれると。

彼女の人望の厚さをも垣間見たひと時だった。



2018年4月 7日 (土)

ホットな風漂う工房

2組の若者が電動ろくろ体験をしました。

1組は、岐阜県から来てくれたKさんとMさんです。もう一組は御殿場市から見えたY君と藤枝市のEさん。

互いに初顔合わせながら、会話を交わしながらのろくろ挽きです。「粘土遊び」の縁です。

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自在にろくろを操るまでにはかなりの練習を要するので、私が助力を入れながら作ってもらいました。中心がぶれてしまったり、口縁がゆがんだり、胴部がへこんだりと、失敗をしながらも、湯呑碗、飯茶碗、一輪挿し、徳利などそれぞれ3つから4つ成形することができました。

Dscf9419粘土塊を上げ下げする「土殺し」をしているところ。Kさんは根元付近が切れてしまいました。

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Mさん、湯呑碗を挽き上げ、スポンジで内部をきれいにしています。

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徳利を成形中のKさん。指先に神経を集中させます。

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YさんとEさんは既に2つ成形し、3つ目を作り始めました。少しずつこつを掴んでいきます。若さでしょうか。覚えが早い。

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Yさん、Eさんが成形し終えた作品を切り取る作業を心配そうに見つめています。

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Eさん、器内部に差し込む右手の形も様になってきました。

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口縁になめし皮を当て、仕上げているところです。緊張を要するこの作業も手慣れてきました。

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昨夜の激しい雨と風の名残で、今日はやや肌寒かったのですが、工房内は、4人の若者のエネルギーと明るさでホットな風が漂っていました。

遠方から来ていただきありがとうございました。

「楽しかった。」という言葉が聞けて、とても嬉しく思いましたし、私もとても楽しく教えることができまし。

























2018年4月 5日 (木)

じいじとマグカップ作りを楽しむ

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「やったー!」

ポーズをとるよう注文を出すと、恥ずかしがることなくすぐにこのポーズをとったのは、小学2年になったMちゃんです。

祖父のHさんは、山間で、人気の「お茶ぼっこ」という喫茶店を営んでいます。手先が器用な方で、店内にある椅子や囲炉裏はもちろんのこと、なんと三角屋根の建物まで作り上げました。縄文土器も作ったりします。粘土の扱いに慣れた彼にとって、マグカップ制作はお手の物。流れるように作っていきます。

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Mちゃんも迷わず作ります。

春休み最後のひと時を、祖父とモノ作りをして愉しむ。きっといい思い出になったことでしょう。


2018年4月 3日 (火)

瀬戸内海の島めぐり 4

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志々島を離れ、隣の島、粟島に渡った。

民宿の女将、ユミさんが港で待っていてくれた。女将の飾らない穏やかな人柄を、道すがらのおしゃべりから感じ取る。10分ほど歩くと宿に着いた。民宿は島の西のはずれにあった。目の前に瀬戸内の海が広がっている。

「ぎんなん」と書かれた看板の裏には、「空も 海も 島も 船も 風も みんな みんな

わたしだけのもの!」とやわらかな字体で書かれている。

聞くと、お隣の主婦、“えっちゃん”が書いてくれたという。島を愛し、自然を愛し、本土と島を結ぶ生命線、船を愛する心がこういう言葉となって出たのだろう。私のものだから大切に大切にしたいのだ。私はそう解釈した。島で暮らす人の思いを知る。

ユミさんは言う。「えっちゃんは、私にとってとても大切な人。なくてはならない人。彼女がいるから民宿をやっていけるのよ。」

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部屋の窓からは瀬戸内の島々が見えた。畳に座って窓外を見ると、まるで船の中にいるようだった。Dsc_0042
浜に出てみた。潮騒の音がやさしく響いている。東に西に行き交う船を見ていると、ここは古来から海の交通の要衝の地であったこと、源平合戦の場であったことを想い起す。

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私に寄り添う孫。そこを妻がパチリ。今春小学3年になった孫は、私が大好きだ。じいじ、とは言わない。いつも「ひろくん」と愛称で呼んでくれる。妻は、私に寄り添う孫と私の後ろ姿が好きらしく、いつの間にかカメラを向けている。祖父と孫だが、幼かった頃のわが子と重ねて見ているのかもしれない。

ゆっくりと動く船。穏やかな海面。浮かぶ小島。

時はゆるやかに流れ行く。

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Dsc_0051_2私たちも海を背景に仲良く写真に収まった。
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ぎんなんは、一日一組だけ受け入れる民宿である。それだけに女将と接する機会が多い。会話も弾む。次第に近しい間柄になる。ユミさんの飾らぬ言葉と包容力たっぷりのお人柄がそうさせるのだが、あっという間に旧来の友のような気持ちにさせられるのである。

女将さん手作りの料理は美味しいと評判が高い。海を見ながらの料理だから、さらに美味しさが増す。

一品一品出される料理をゆっくりと味わった。

鯛やイカは、少し離れた隣家のえっちゃんのご主人が釣り上げてきたものが差し入れられたのだという。宿泊者が来ると聞くと、いつもそうしてくれるのだそうだ。ワカメのしゃぶしゃぶ、カサゴのから揚げ・・、次々と海の幸がテーブルに運ばれてくる。

一度にテーブルに並べると、それだけで一杯になってしまうもの。だから一品ずつコース料理のようにして出すのだとユミさんは言った。だから私たちはそれらをゆっくりと味わい尽くすことができる。料理の数だけ女将が顔を出すので、おしゃべりの回数も増えるというものだ。

旅とは、旅先の地元民と触れ合うこと、そこで生まれ育ち暮らす人たちの言葉と心に接すること、できるだけ乗り物を使わず、そこに流れそよぐ風に包まれながら歩くこと、路地裏の路傍に咲くかわいらしい花を愛でること、庭先で日向ぼっこするお年寄りとちょっとした会話をすること。私たちにとって、それが至福の旅である。

翌朝、ぎんなんと女将に別れを告げ、粟島歩きを始めた。私と妻が背負ってきた大きなバッグは、ユミさんが、私たちの行先までバイクで運んでくれるというので、彼女に預けた。

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いたるところに咲き誇る桜の下をくぐりながら、島の東に向かう。島の主幹路は山腹をくねって中心部に続いている。民宿から約4キロメートル。1時間半ほどかけてもう一つの港、粟島港に着いた。島唯一のコンビニと言われる店、竹内商店でミカンを買った。えっちゃんの手作り案内本『粟島歩き 遊遊(ゆうゆう)』に、この店のことが書かれている。

″島のコンビニ。何でもあります。ないものもあります。島の人は助かっています。おかげで季節のものが食べられます。〝

レンタサイクルがあった。店名は「レンタサイクルの大口しま子さん」

とはいっても無人である。

軒下に自転車が数台置かれていて、壁に大きな口を開けた女の子の絵が描いてある。

その子が「大口しま子」さんだ。

えっちゃんの案内本でこう紹介されている。

「私、大口しま子です。

レンタサイクルの集金係しているの。島で一番ヤングなのよ。私の口の中に500円入れて

サイクリングしてなあ。ぶいぶいがあでんは遠いでェ・・・。4キロメートル先よ。」

2人の若い女性が自転車を借りて行った。

私たちは港の突堤で昼ご飯を食べた。おむすびとさっき買ったミカン。おむすびは、ぎんなんの女将が持たせてくれた。旨い。潮風と淡い陽光を受けながら食べた。ありがとうユミさん。

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食後、私は突堤に寝転んでしばし転寝だ。目覚めると妻と孫はシャボン玉を海に向かって飛ばしていた。

2018年4月 2日 (月)

瀬戸内海の島めぐり 3

高松行きの電車に乗っている。
車内にはダークスーツに身を包んだ社会人1年生らしき若者たちが幾人もいる。初々しい。
希望と不安入り乱れたスタートの時である。

車窓外には桜花や菜の花が飛んでいた。

がんばれー、若者たち。

2018年4月 1日 (日)

瀬戸内海の島めぐり 2

志々島(香川県三豊市)に上陸。小さな小さな島である。

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路地を進む。階段が多い。住人が去り、家屋は悲しそうな表情をしていた。我が世の瞬間(とき)とばかりに、桜は美しい姿を見せている。

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港と集落が見渡せるところまで登ってきた。あまり訪ねてくる観光客はいないのだろうか。私と妻、そして今回は小学3年になる孫の3人だけの島歩きである。

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樹齢1200ほどの大樹、「楠」の大きさと生命力の強さに圧倒された。Dscf9092

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志々島山頂から。次に向かう島、粟島はあちら。

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志々島には樹齢1200年の大樹がある。

港から急坂を登り切ったところに、四方に枝を張り、新緑の艶やかな葉を繁らせたその木があった。樹高22mもある楠だ。太く長く伸びた枝の一本は、重さに耐えかねて地上すれすれまで曲がり落ちている。

樹下に佇み、叫んだ。

私は港近くの店で買ったビール缶を右手に持ちプルタブを引く。
「君の気を注いでくれたまえ!」

私はこっちの枝先、あっちの枝先にと大げさな動きでビール缶を頭上に掲げて叫んだ。

孫がケタケタと笑った。そしてもっとやってとせがむ。
妻も誘い込み、楠の前でミニ芝居をやった。

楠は成長は遅いが、やがては大樹となる。

今春小学3年になる孫にも知っておいて欲しいという思いを込めた芝居だった。

2018年3月31日 (土)

瀬戸内海の島めぐり1

「芝桜を見せてあげる。」と、84歳になるという島民が私たちを、路地から路地へとくねりながら高台に案内した。

Dscf9106Tさんの歩速は速い。妻はやっとの思いでついていった。
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眼前に鮮やかな花畑が天に向かって広がっていた。

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1人で芝桜畑を作り上げたTさん。

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香川県三豊市沖に浮かぶ小島、志々島から。

人口17人。建物は港周辺に密集しているが、そのほとんどは空家だ。崩壊寸前になっている家も目だつ。狭い路地がいりくむ。車が走る道はない。

ちょうど桜花咲き誇る頃。花を愛でながら島内散策を楽しんだ。桜に誘われて寺の境内に立ち寄った。本堂は荒れ果ててはいるが、墓石周りは人の手がはいっている。住職がいなくなっても墓石は島民が守っているのだろう。

境内から出ると、杖を頼りに坂道を登ってくる老婆がいた。声をかけた。桜があんまり綺麗なので見に来たのだと言う。しばらく立ち話をしていたが、急に芝桜もきれいだから見せてあげるよ、と彼女は桜を見に来たことを忘れたかのように私達を引き連れ、島民しか分からない路地をぬいながら、小高い、見晴らしのきく所に案内した。とても84才とは思えない足腰の強さだ。

彼女は独り暮らし。数年前からこの丘に芝桜をコツコツと植えてきた。赤、白、紫。丘を埋め尽くす芝桜が私達の目を奪う。
「うわ~、素晴らしい!」
思わず声をあげた。

芝桜咲き誇る先には藤棚やテーブルなどが作られている。息子さんが休みの度に来て作ってくれたそうだ。

足腰の強さの訳が分かった。他人に見せたいと思えるほど見事な花畑にするまで、毎日のように坂道を登り下りしてきた。ほぼ完成した今も、毎朝手入れするためにここまで来るのだと言った。

「一番好きな所さ。ここに座り、花を眺め、島や海を見渡すのさ。」」

″天空の花畑″

息子さんが据えた看板を見て、まさにその通り、と思った。

眼下に、瀬戸内の穏やかな海と島々が見渡せた。

「明日、息子が来てくれるんだよ。」
彼女は嬉しそうに言った。

港近くにある、島唯一の店、といっても島民の食料品などを売る店(かつてはあったが、閉店してしまった)ではなく、喫茶店゛くすくす ゛にたち戻り、次なる島に行く船が入るまでひと休みした。店のご夫婦は、TV番組、「人生の楽園」で取り上げられた方で、志々島に移り住み、島の活性化に力を注いでいる方だ。

奥さんに芝桜のことを話すと、「芝桜を育てている方は、島育ちの中で一番の若手。ほら、あそこに座っているおばあさんは、最高齢の90才です。」

店には年輩の男、船で物資を運んできた若い男もくつろいでいる。

「くすくすのご夫婦は、ほんとにいい方。いつも助けられているんだよ。」
船中で知り合った老婆がそう話していた。

ここは島民のオアシスなのだ。

2018年3月29日 (木)

がんばれ~!

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以前陶芸体験に来てくれたTさんが、息子さん2人を連れて再び訪れ、親子3人で陶芸を楽しんだ。

2人の息子さんは、今春それぞれ大学生と高校生になる。兄のY君は親元から離れ、遠く神戸で大学生活を送るという。母親にとっては寂しくもあろう。
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Y君はマグカップ、弟のK君は湯呑碗&飯茶碗作りに挑んだ。母親は湯呑碗を2客作った。
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湯呑碗を作ったK君と母のTさんは、凸凹になってしまった口縁を針先で平らに切り取る工程では、互いに手回しろくろを回し合った。緊張を要する作業だが、さすがに親子だ。ゆがめることなく見事に切り取った。

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多種の言語を学び、それらを生かせる仕事に就きたいのだという兄、建築士を目指すという弟。将来の目的をしっかりと据え、それに向かおうとしている兄弟はとても生き生きとしているし爽やかだった。4月から新たな道を進むふたり、ガンバレ~!。



2018年3月26日 (月)

家族4人がろくろ成形に挑戦

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「作ったぞー!やった~!

Kさん家族です。東京在住ですが、毎年帰省するたびにささやき窯を訪れ、親子で陶芸を楽しんでいます。

今回は電動ろくろを体験しました。陶芸家の間では、「土練り3年、ろくろ10年」というふうに言われることがありますが、殊更電動ろくろ成形は相当練習を積まなければ自在に挽き上げることができません。

先ずは私がポイントを説明しながら手本を示します。小学4年のH君、小学6年のT君、お父さん、お母さん4人は身を乗り出して私の手元を見つめます。

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ろくろ盤中央部に置いた2㎏ほどの粘土塊を両手で挟み、上げ下げを数回繰り返しながら芯出しする「土殺し」を練習後、いよいよ制作開始です。

「うわぁ~、難しい!」などと声を発しながら粘土と格闘するのは、親。なかなかしっかりとした形にならないながらも黙々と作っているのは、子供たち。私はそれぞれにときどき手助けして手直しします。

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一輪挿しを作るT君。“こて”を中に挿して胴部を膨らませる仕方を教えます。Dscf9017
真っ先に作り終えたのはH君でした。小学4年では電動ろくろで挽くのは難しいだろうと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。事前の私の説明をしっかりと聞いていたのでしょうし、子供ゆえの思い切りの良さなのでしょう。彼は

H君は兄や両親をしり目にさっさと後片付けをしていました。Dscf9016お父さん、お母さんも手を土だらけにして夢中に作っていました。

時間が経つのを忘れちゃう、と言いながら。
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