工房紹介

  • 「ささやき窯 楽友」
    工房を構えて10年が経ちました。 大井川流域の木材で建てた工房を訪れた方が、「木の香がするね。」と顔をほころばせて言ってくれます。緑輝く芝庭、緑樹の庭が目と心を癒します。母屋に設けた第1ギャラリーとログハウス2階の第2ギャラリーには私の作品を展示し、販売もしています。どうぞご覧ください。                                                                                               陶芸教室に通う生徒さんたちのにこやかな笑顔と、楽しげな会話があふれる陶芸工房ささやき窯。                                                              「体験陶芸」「教室入会者」募集中です。どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。    春休み・夏休みなどの長期休暇には、「子供体験陶芸教室」も開講します。

結婚式で両親にプレゼント

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2018年10月10日 (水)

岐阜県からのお客さん

先の3連休初日、若きお二人が体験陶芸に訪れました。保育士として日夜奮闘しているという彼女らは岐阜県から来てくれました。県外から訪れる方たちに人気のレストラン、″さわやか″で昼食をとり、ささやき窯で陶芸をし、富士山の眺望抜群の日本平ホテルに泊まるということでしたが、明日は殊更どこを巡るという具体的な計画はないようでした。そのとき任せの「ぶらり旅」です。学生時代を共に過ごした仲のお二人にとってぴったりの旅かもしれません。

お二人が制作したのは花びら形小鉢です。2客ずつ作りました。

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10mm厚の粘土板の左右に5mm厚の板を置き、伸ばし棒で少しずつ広げる作業からスタートです。型紙より少し大きめになるまで伸ばしていきます。

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時間をかけすぎると乾燥してきてひび割れが出てきます。「時々粘土君に聞いてね。のど渇いてきた?って」という私のアドバイスで、お二人は水を含ませたスポンジで、粘土表面に時々水けを与えていました。

この日の午後の部には、教室生最年少の兄妹と、静岡市から通っている男性教室生も女性たちと同じテーブルで作業をしていました。早めに終えた兄妹に、次回作る作品のスケッチなどを描かせると、おどけ者の兄は笑いを誘うような子供らしい独り言を言いながら描くので、お姉さんたちの顔も自然とほころびます。

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Sさん、Mさん、日本平ホテルからの夜景はいかがでしたか。

多忙な日々を送るお二人にとって、リフレッシュの良い旅になったことと思います。







2018年10月 6日 (土)

エネルギッシュなTさんから

四日市市の方から「どんぐりこま遊び」が送られてきた。Tさんが住む里山で採ったマテバシイの実「こま」だ。透明の袋に手描きの絵とドングリが二つ入れられている。それが、なんと50袋ほどあった。

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Tさんとお会いしたのは今年6月初旬のこと。愛知県新城市の湯谷温泉の宿で、Tさんご夫妻と何気ない会話をしたのが最初だった。その月の終わり、ご夫妻が訪ね来てくれた。旅での偶然な出会いが機で、近しくてゆるい関係が出来上がる。とても嬉しい再会だった。

「どんぐり駒」と一緒に送られてきたのは、どんぐりと私が作った急須セットの写真、そして80歳になるというTさんの数々のボランティア活動などが記された文書だった。

Tさんは記す。一坪農園で作る玉ねぎやインゲンやミニトマトなどの野菜は収穫良好。奥さんと二人住まいなので、なんでも少量あれば生活可能。妻が担当するのは季節毎の花々のお世話。緑地公園の雑木林伐採、登山道の整備、子供見守り倶楽部、自治会防災アドバイザー・・・。小学生の環境座学、「木を植える」推進・・・。

80歳にして多種多様な活動を休む間なくし続けているTさんである。

一方、夫婦の「ぶらり旅」も楽しむ。今年6月、湯谷温泉でお会いした時、6月末に我が家に来てくれた時は、Tさんの一休みの旅の一時だった。

彼の精力的な活動の文書を読むにつけ、私も80歳まで、いや80歳超まで「ささやき窯陶芸教室」を続けられるかも、と、にわかに勇気が出て来た。

Tさん、ありがとうございました!

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2018年10月 3日 (水)

おめでとう!

明日結婚式を挙げる教室生がいる。Mさんだ。教室に通うようになって7年目になる。彼女の作る作品は、器にしてもオブジェや置物にしても丁寧に仕上げられている。


挙式を見据え、2か月ほど前から作っていたものが出来上がった。

式場の受付で招待者を迎える陶板と笑顔の人形の置物だ。

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陶板には彼女とご主人の手形を標し、中央に脱着自在のドライフラワーを付けた。赤ちゃんが生まれたら、ドライフラワーを取り外して、子供の手形を押すのだという。


Mさん、ご結婚おめでとう!

ささやき窯工房を開いて10年が過ぎたが、独身時に教室生となり、数年後には未来の男性と出会い、そして結婚した女性は、Mさんで4組目だ。

彼女らは、彼ができたことや彼の人となりなど、私たち夫婦に話してくれたり、中には、人柄を見定めてもらいたいと、彼を連れてくることもあった。


陶芸教室を通じて、女性たちの人生の大きな喜びのひとコマに触れることの幸せを想う。

2018年10月 1日 (月)

ありがとうございます

今、ようやく電気が復旧しました。

不眠不休で復旧作業に当たってくれた方々に感謝です。
淡い光ながら、闇夜の部屋を優しく照らしてくれた懐中電灯君、ありがとう。

台風去って

台風去って

とてつもない恐怖を感じる風でした。台風去って、早朝から家屋の点検をすると、屋根瓦がはがれかけていたり(幸いにも一枚だけ)、母屋と接する小屋の波トタン2枚がはがれ飛び去っていました。近所の家でも同じような被害がありました。困ったことに、停電が昨夜からずつとつづいています。とても不便ですが、小さな懐中電灯だけの灯火で食べる夕飯は、たまには良いなとも思ってみたり。近隣一帯が停電しているので、夜空にはいつも以上に星が煌めいて見えるのもいいでらないか、と思うのです。デレヒが消えているのも、これも良し、と。

とはいえ、昨今の自然災害で被災された方々は、この何倍もの不便さに見舞われ、長引く避難生活で深い心労を味わっています。

たまには良し、などと悠長なことなど言ってはいられないでしょう。

2018年9月24日 (月)

ふらりと奥大井へ

奥大井にぶらりと行ってきた。
長島ダム湖上に敷設された
井川鉄道の湖上駅まで歩く。
プラットホーム上部にある東屋のベンチに腰を下ろし、湖上を渡り行く鳥たちに目を凝らしたり、林から聞こえ来る鳥のさえずりに耳を凝らしたり 、ガタンゴトンとホームに入り来た小型電車を眺めたりして小一時間ほどいた。頭の中がいつの間にか空になった。自然の一部になったかのような心持ちだ。湖上から吹き上げる風は秋そのものである。

2018年9月19日 (水)

モノ作りを楽しむ休日

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先の日曜日に陶芸体験をしたのは、静岡から来てくれたNさんとMさんです。

飯碗と湯呑碗のセットを作りました。彼女の目指した飯碗は大きめのもの。女性にしてはちょっと大きいのでは、と私が言うと、ご飯が好きだからと答えました。お塩だけでもおいしいから、と。

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陶芸初体験のお二人ですが、目前に置いた手本の器にきわめて近いものに仕上げる事ができました。とても器用な指さばきです。

口縁の凹凸を針先で平らに切り取る難しい作業では、互いに手回しろくろを回し合い、見事成功。この時に見せる皆さんの真剣な眼差しが、私はとても好きです。

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最後に、なめし皮で口縁をきれいに仕上げる作業を体験者にやってもらいます。この工程も初心者にとって一苦労です。

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2回のドキドキ工程をクリアして成形し終わると、誰もがほっと胸をなで下ろすと同時に、満足気な表情を見せてくれます。NさんMさんも同様な表情が見て取れました。

モノ作りをして休日のひと時を楽しむ若きカップルが多くいることは、とても喜ばしいことです。










2018年9月18日 (火)

ひと休み

ひと休み


ひと休み


標高1400mの宿で目覚めた。
カーテンを開けると、清里高原に朝陽が射し始めていた。


獣医師としてほとんど休みなく働く弟を誘って「ひと休み」の時間を作った。


富士山、茅ヶ岳、南アルプス、八ヶ岳。そのうち雲が去れば、お歴々が姿を現すだろう。彼らを眺めるだけでも清清しい心持ちになる。

今日もそんな気分で過ごしたい。

2018年9月14日 (金)

デートはささやき窯で

彼は豊橋市、彼女は静岡市に住んでいる。2度目のデートは、ここ、ささやき窯での陶芸体験に決めた。電気関連の会社で働くエンジニアの彼は野球で鍛えた頑強な体つきの青年である。

彼女はホテル厨房で腕を振るう料理人だ。8年くらい経ってようやく料理することが面白くなってきたと話す。彼女作の日本料理を、ある展示会に出品したときの写真を見せてもらった。逸品である。旨そう、そして上質さがあふれている。

そんな若いお二人が作ったのは、マグカップ&スプーンだ。

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カップ胴部となる5mm厚の長方形粘土板をスライスするところからスタートだ。粘土カッター用の針金を左右にピンと張り、両脇に置いた、たたら板上に両親指を強く押し付けながらスライスのだが、これが結構難しい。でも、息を凝らし、緊張しながらやるところがなかなかの評判だ。スライスし終わった時の表情がにわかに緩むのがいい。

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スライスした粘土板上に型紙を乗せて切り取り、

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空き缶に巻きつけて両端を接着。重なる部分は、彼女は波型の、彼は富士山のイメージで切り取った。

その様子を見ていると、彼はとても慎重派。彼女は思い切りのよさが見て取れた。

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付き合って日が浅いというお二人だが、作っている間に何気なく交わす会話は、心の通い合ったカップルの如くであった。

私が、「彼は優しさがにじみ出ている感じだね。」と言うと、彼女はすかさず「そう、そう、ほんとに優しい。」と言った。



焼き上がったら送るか、取りに来るかと問うと、ちょっと考えてから、彼が「取りに来ます。」と答えた。それがいい、また彼女に会う機会にもなるしね、と妻が言った。

2018年9月12日 (水)

家の中のコオロギ

今年初めて秋の虫の鳴き声を聞いたのは、″立秋″だった。8月8日。この日は猛暑だったが、夜になり、やや気温が下がったためか、網戸を通してその鳴き声がかすかに聞こえてきた。どんなに気温が高くても、虫たちは「時節」を敏感に感じ取っているのだなあ、と自然界の小さな生き物に感心したものだ。


9月も半ばになろうとしている。虫たちの合唱は日ごとに増しているように思える。時に、テレビを見る時間を減らし、彼らの合唱に耳を傾けるのが楽しみになった。

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虫の声は外からだけでなく、家の中からも聞こえてきた。

1週間ほど前になるが、明かりを消した玄関から軽やかな鳴き声が響いてきた。どうやらコオロギの声のようだ。とても元気のある歌声だ。

3日後のこと、今度は洗面所で鳴き出した。歯磨きする手をとめてじっと耳を澄ます。

括り付け洗面家具上部の隙間から聞こえてくる。人気を気にする風もなく鳴き続けていた。

コオロギ君のことが心配になった。水を求めて玄関から洗面所に来たのだろうが、餌はどうしているのだろうか。昼間、何度も玄関扉の開閉があったのだから、外に出ればよかったものを。

彼は翌日もそこで歌っていた。こころなしか音量が下がったように思えた。

そして次の日のこと。風呂から上がった妻が私を呼んだ。

「ここにいるよ!」

コオロギが洗面所の床でじっとしていた。私はそっと手を伸ばしコオロギを捕まえようとしたが、ピョンと力なく跳んだ。もう一度手を伸ばし捕まえたが、手の隙間から逃げられてしまった。外に出してあげようと思ったのに。どこに隠れてしまったのか。

その夜、彼は一度も歌わなかった。

翌夜、コオロギが再び姿を見せた。ゆっくりと居間の床に這っている。カメラで彼を捉えた。

幾度かシャッターを押している間にまたどこかに行ってしまった。

居間の電気を消し2階に上がった。

しばらくすると階下から彼の歌声が聞こえてきた。それは連続した歌声でなく、途切れがちだった。寂しげな鳴き声だ。

次の日から歌声は聞こえなくなった

しばらくの間「良い曲」を聞かせてくれたコオロギ君に、ありがとう、とお礼を言った。


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