« 2008年7月 | トップページ | 2008年11月 »

2008年10月

「大きな秋見つけたヨ!」

 先日ご夫婦(お腹にいる赤ちゃんも一緒だったから3人です))で体験陶芸にいらしたHさんからお手紙をもらいました。あの日、私がハーモニカやギターでご夫婦と赤ちゃんへ歌のプレゼントをしたことをとても喜んでいらっしゃる文面でした。「私、村松さんちで、大きな秋見つけちゃったヨ!」と書いてくれました。二つ折りの淡い緑色の可愛らしい手紙です。開くとブランコに乗っている熊の子が飛び出てきました。きれいなトンボ玉も同封されていました。ありがとうございます。

 「ささやき窯 楽友」が目指す陶芸教室は、単に陶器を作ってもらうだけでなく、「癒し」とホットな心持ちになっていただくことです。お手紙をいただいて、ちょっとは目指すものに近づいたかなと思いました。

 Hさ0810_010_3 んは、1月後には出産を迎えます。どうぞ母子共に元気でありますように!

| | コメント (3) | トラックバック (0)

「お茶ぼっこ」の「ひのおやじ」夫妻来訪

 展示会の準備に追われた一日でした。これを書いている今(午後11時40分)もまだ続けています。でも、ちょっと一休みして、書き始めました。
 防塵マスクをつけて素焼きの磁器を磨いていた午後、「お茶ぼっこ」の「ひのおやじ」ご夫妻が工房に来てくれました。「ひのおやじ」さんは、家山で喫茶店「お茶ぼっこ」を経営している方です。東京で働き、定年後出身地の家山に戻り、なんと喫茶店を自作してしまいました。とんがり屋根の可愛らしい喫茶店です。彼は毎日どんなお客がくるかワクワクしているようです(彼のブログを読んでいるとそんな風に感じます)。そして、時の流れに身を任せるがごとく欲張らず、焦らず、ゆったりと構えて過ごしている方です。そんな彼の店を訪れたのがこうした繋がりを持てたきっかけでした。
 
 工房の「玄関を入るや、「木の香りがする!」と奥さん。作業台に置いた私の作品や庭を褒めてくれるので嬉しくなりました。

 「人と出会い、つながりがもてるっていいねえ」!
私と「ひのおやじ」さんの共通の意見でした。
ひとしきりおしゃべりをし、ギャラリーを見て帰られましたが、忙しさにかまけて何のおもてなしも出来ませんでした。ごめんなさい。

続きを読む "「お茶ぼっこ」の「ひのおやじ」夫妻来訪"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

うれしい一言

 昨日2人の女性が体験陶芸に来ました。Mさんは3度目の来訪、他の一人Oさんは初。Mさんは「ささやき窯 楽友」オープン直後に来てくれた方です。その時は妹さんと見えました。「お茶の郷博物館」を見学した後、博物館前に設置した工芸作家の工房などの案内板を見て、私の工房を訪ねてこられたのでした。お住まいを聞くと、名古屋市でした。私はびっくりすると同時に遠くから訪ねて来てくれたことをとても嬉しく思いました。姉妹は思い思いの器を作って、「楽しかったぁ!」と言って帰られました。完成したらお送りしますと私が言うと、また取りに来ますとおっしゃる。

 

 完成品はご主人を伴って取りにいらっしゃいました。お二人は結婚して間もないと言うことでした。Mさんは、単身赴任でこちらに来ていたご主人のところに度々来ては、近隣の散策をしていたようです。若いお二人は、私たち夫婦とたくさんのおしゃべりをして名古屋に帰っていきました。

 

 今回は、お友達とお二人で見えました。

作りながらMさんはこう言いました。

 「ここ(牧之原)は第二の故郷(ふるさと)みたい」

そして

 「こないだこちらに伺っておしゃべりしたら胸のつかえがなくなったの」(結婚してすぐにご主人が単身赴任、Mさんが彼の所に訪ねて行ってもご主人は毎日遅い帰宅。だからMさんは内心穏やかでなかったようです。)



 「第二の故郷」とおっしゃったのは、牧之原台地の緑の素晴らしさに惹かれたからに違いありません。



そしてもう一つ、「ささやき窯 楽友」で陶芸をやったこと、更に、あの時のおしゃべりを通して、Mさんからして父母ほどの年齢の私たち夫婦に近しさを感じられたからではないのかと、彼女の「第二の故郷みたい」という一言を聞いてうぬぼれた解釈をしてみました。



 私を喜ばす、大変嬉しい一言でした。

工房の上に秋空が広がる一日でした。



  Mさん、この案内板を見て訪ねてくれました





Mさんの作品          Oさんの作品

  

続きを読む "うれしい一言"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

物言わぬ窓辺の哲学者と動く訪問者感知センサー

 居間の窓辺に小さなテーブルと椅子があります。その椅子にいつも腰掛けているのは、我が家の「物言わぬ哲学者」です。奥まった目を瞬きせずに机上に向け思考しています。私は彼に問います。

 「早期退職し、先の不安定な陶芸の道に分け入ったけれど、 これで良かったのか?」と。

 彼は黙して答えず。

 

 「己に問え」



そのうち、

 「哲学者」の丸めた背から、こう聞こえてきたような気がしました。

 ぬいぐるみのゴリラは、毎日小さな椅子に座って時の移ろいの中で私を見守っています。



 私は、一所に動かず佇み続けるものに畏怖と尊敬の念を抱きます。よく妻と山歩きをする私ですが、一人で数日間山に入ることもあります。その間誰とも会わないことも。私は歩き疲れると大木に抱きつきます。木の「気」をもらうのです。そして木に語りかけるのです。

「君はずっとここにいて退屈しないかい。僕なんか君の代わりに立っていてくれって頼まれたら、一日たりとも出来ないよ。」

 



 私が工房で仕事をしていても、母屋の玄関に人が訪ねてくるとすぐに分かります。家中を動き回っている高感度の「訪問者感知センサー」があるからです。車のエンジン音が聞こえただけでそのセンサーは「訪問客が来たよ~」と知らせます。私が玄関まで行ってお客さんに相対するとセンサー音は自動的にオフになります。



 設置、いや、飼い始めて12年になるポメラニアンの愛犬「コタロー」は老犬ながら、人間様が創り出したものよりずっと高機能のセンサーです。そんな彼でも、低下した機能があります。玄関の上がりかまちに飛び乗ることが出来なくなったのです。依然として愛くるしい小型犬ですが、彼にも確実に老いの現象が忍び寄っています。

 どうぞ、ささやき窯にいらっしゃった際は、「コタロー」に声をかけてみてください。ぐるぐる回りながらすり寄ってくるはずです。



 「窓辺の哲学者」と「感知センサー君」


続きを読む "物言わぬ窓辺の哲学者と動く訪問者感知センサー"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

お腹のあかちゃんへ    ∞パパ・ママからのプレゼント∞

 

今日、H夫妻が1月前に作った器を取りに来ました。この器はお二人にとって、作陶指導した私にとっても特別に重みのあるものです。H夫妻は、生まれいづる我が子にコップを作ってプレゼントしたのです。1月前、仲良く作陶するお二人の姿を思い出します。その時奥様のお腹の中にいる赤ちゃんが動いたのだそうです。きっと赤ちゃんは「パパ、ママ、ありがとう!」って言っていたのでしょう。コップの裏底に「ちびへ、パパ、ママ」と彫り込んでいる時のお二人の思いは特別なものだったに違いありません。

 今日、その器を手にとって嬉しそうに眺める夫妻を傍らで見ていた私は、「大きな思い出作りのお手伝いが出来て私も幸せだ」と思いました。

 

 H夫妻は、新たに飯茶碗を3個作って行きました。この器をお渡しする1月後には、元気な赤ちゃんが生まれていることと思います。



 私は、お二人とお腹の赤ちゃんへハーモニカとギターで歌のプレゼントをしました。会員さんとして毎週講座を受けに来ている仲良し嫁、姑のお二人も口ずさんでいました。笑いに包まれたホットな2時間半が、あっという間に過ぎていきました。



ハーモニカで「小さい秋見つけた」を吹き、ギターで「ふるさと」「月の砂漠」を弾きました。きっとお腹の赤ちゃんにも届いたと思います。

※写真は本人の許可を得て掲載しました。

 もう一つ書き残しておきたいことがあります。

 昨夜新たに3人が会員さんとして教室に来てくれました。
あるパン屋に勤める女性2人と、22歳になる若者です。若者は知的障害をもった大柄な体躯の男性です。彼もパン屋で働いているそうです。作っている途中、二人の女性は優しい眼差しを向けながら、包み込むような声で彼に声を掛けます。私の右隣で大きな手を動かして、私の指示に懸命に従おうとする純粋無垢な若者を見ていると、女性達の彼を見る心が分かるような気がしました。私も、とても心安らぐ気持ちになりました。

 
 嬉しいのは、「ささやき窯 楽友」陶芸教室に障害をもつ人をも伴って訪れてくれたことです。先に見学にいらした女性は、きっとこの陶芸教室だったら受け入れてくれるはずだと思われたのでしょう。そう認識してくださったことに感謝したいと思います。

 

続きを読む "お腹のあかちゃんへ    ∞パパ・ママからのプレゼント∞"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

縁とつながり

 「ささやき窯 楽友」の設計・施工をしてくれた島田市のウッドショップ シンマの社長が、銘菓「黒奴」を持って訪ねてくれました。報告をしたいことがあるというので来てくれたのです。
 「ささやき窯」の工房のような梁のむき出しになった建物を建てて欲しいという依頼をした方がいた、と言うのです。何日間か前に、私の工房見学に訪れた湯日のT婦人でした。そう言えば、その時彼女がこう叫んでいたのを思い出します。工房に入るやいなや、「いい、いい!木の香り、むき出しの梁、いいなぁ!こんな家建てた~い!」と。施工した会社を教えてあげたので、すぐにそこへ行ったのでした。
 私は、彼女とは一面識もなかったのですが、昨年、妻が「遊庵」という所で出逢った方でした。


 人とひととの縁は不思議な巡り合わせです。そのほとんどが偶然です。たくさんの巡り合わせの中で、魅力的な方に出逢ったときはワクワクします。その人とつながりを持ちたいと願います。
 60を前にして、その願いは強くなったような気がします。

太い梁がむき出しの工房

続きを読む "縁とつながり"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

小学校1年生「親子陶芸教室」 続編        子供達の力作紹介

 

今朝、車に積んであった子供達の作品を工房に運び入れました。そして一つ一つ慎重に箱から取り出して棚板に移します。改めて作品を見て、私は叫びました。

  「うゎ~、おもしろい! 上手い! ユニークだぁ~!」



 随分分厚く作られている物もあるので、乾燥期間を2週間以上取りたいと思います。できあがりが非常に楽しみです。



 

続きを読む "小学校1年生「親子陶芸教室」 続編        子供達の力作紹介"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

子供以上に私が「たのしかった~!!」       小学校1年生 親子陶芸教室

牧之原市立萩間小学校の1年生29人とその親を対象にした「親子陶芸教室」をやりました。教頭先生からお願いされたのは、工房建築中の6月ころでしたでしょうか。そういえば、こんなことを思い出します。私が早期退職して、「せともの」の町、瀬戸市で本格的に陶芸の勉強をしようと決心した昨年の3月のことです。ある知り合いの女性が、「村松さんが1年後に教室を開いたら真っ先に教室に通います。」と言ってくれたのでした。彼女は約束通り、オープンして間もなく、ささやき窯の一番目の会員になってくれました。大きな不安を抱えての人生後半の船出でしたから、教室を始める前からこうした応援をしてくださる方がいらっしゃることに大きな勇気をもらったものでした。

  

 父母代表の始めの言葉がちょっといけていました。

 「ただいまから演芸教室・・・、いや陶芸・・・」

私のあいさつはその言葉を聞いて決まりました。「小さい秋みつけた」のさわりの部分を歌うことから始めたのです。そして、質問。

「どんな小さい秋見つけましたか?」

 「柿」「栗」・・・。ポンポンと子供達は答えます。これで子供達の気持ちが私に向いてくれました。小学校1年生の澄んだ瞳が一斉に私を注視します。楽しい時間になるぞ、と私は確信しました。

 また質問です。

「粘土は冷たい、あったかい・・・?」

 「つめた~い」

「かわくと小さくなる、かわらない、大きくなる?」

「かわいてしまった粘土は曲げられるかな」?」



子供達は挙手をして答えます。

先生にお願いして事前に実験をしてもらってあったので、子供達は自信をもって答えてくれました。

 その実験結果をもとに、私は粘土の扱い方を簡単に説明しました。



 子供達の傍らには作りたい作品のスケッチが置いてありました。それを見ながら悪戦苦闘しています。そのうちまったく別の作品になってしまっったので吹き出してしまったお母さんもいます。恐竜、お皿、カエルを作って貼り付けたコップ、ペン立て、スプーン・・・、さまざまな作品が出来上がりました。



 私は一人ひとりの子供に声かけをしながら、その親御さんとも言葉を交わしました。みなさんとても活き活きと楽しそうに見えました。彼ら以上に私はもっと楽しんでいました。こうした機会を与えてくださった校長先生、教頭先生をはじめ、父母の会のみなさんに感謝します。ありがとうございました。

 













 

続きを読む "子供以上に私が「たのしかった~!!」       小学校1年生 親子陶芸教室"

| | コメント (1) | トラックバック (0)

新しい命と散る命

 ささやき窯のシンボルツリー、コブシの根本に今年も花が一輪、二輪と咲き始めました。可憐な淡紅紫色の花が気持ちよさそうに秋風に揺れています。次に開花する蕾を従えて。漢名を秋牡丹ともいう、なかなか高貴なイメージのある名も持っています。でも名とは裏腹に、したたかに株をふやしていくので、時々エイッとばかりに根から抜いています。この時期になると「ああ、可愛そうなことをした。ゴメン!」と謝るのですが・・・。
 入れ替わりに家の裏手にあるキンモクセイはほとんどの花を散らしてしまいました。
 甘い香りを有りがとう!

続きを読む "新しい命と散る命"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

輪と和

 藤枝特別支援学校高等部の生徒さん7人が来ました。私は一人一人を握手で出迎えました。私の大きな掌に臆することなく、どの子も笑顔で握りかえしてくれました。ここに来る前に「お茶の郷博物館」で抹茶をいただいてきたと先生が話してくれました。子供達は戸惑いながらも、抹茶の味とお手前を楽しんだことでしょう。とてもいい経験を先生方はさせているのだな、と嬉しく感じました。秋晴れの青空の下、お茶畑に渡る爽やかな風に揺られながら、「お茶の郷」から私の工房まで歩いて来てくれたのでした。

 昼食は、芝の庭にゴザを敷き、皆で輪になって食べていました。どの子のお弁当もとても美味しそうでした。きっとそれぞれのお母さんが愛情込めて作ってくれたのでしょう。先生方の介助を得ながら、子供達はゆっくり味わいながら食べているようでした。お母さんに「ありがとう!」って言っている、そんな表情が見て取れました。やわらかな木漏れ日が子供達を照らしていました。そこだけが何故か時間がゆったりと流れている、そう私は感じました。

 昼食後は土遊びです。コップ、お皿、粘土の小さな塊を貼り合わせたオブジェなどが出来上がりました。作品が出来上がったところで、私が「オーッ!」と叫びながらコブシを上げると、一緒になってガッツポーズをする子もいました。型を壊すほど力強く粘土を叩く子もいました。元気があっていいなあと思いました。

この子達にとって日々和やかでありますようにと祈りながら、そして心でエールを送りながら私は彼らを見送りました。

 

 今日は本当に次から次へと人が訪れました。子供達の陶芸を終え、庭で妻が作った人参ケーキを皆で食べていると、オカリナをこよなく愛する増本さんが来ました。彼にお願いしてオカリナで「となりのトトロ」を奏してもらいました。私もハーモニカで伴奏しました。子供達にいいプレゼントになったのではないでしょうか。その後、今日の陶芸教室の生徒さんである加藤さんが見えました。彼はケーナやオカリナを粘土で作るために私の工房に来ている方です。

とまもなくやってきたのは、富安秀行さんです。彼は全国を飛び回っているミュージシャンです。7月5日の工房オープン記念でホームコンサートをやっていただいた方です。静岡でコンサートをやり、その帰りに立ち寄ってくれたのです。穏やかな口調の中にも音楽に対する情熱を秘めた方です。

またまた工房に顔を出したのは、「団塊ドリーマー」さんこと鈴木久雄さんです。今年退職したばかりの鈴木さんは、「リアル野球盤」なるゲームを開発し、福祉施設や老人会などで、ボランティアとしてこのゲームを普及させようと動き回っている方です。その彼が同じ職場で働いていたという斉藤さんを伴って訪れました。斉藤さんも既に定年を迎え、再び嘱託で働いているとおっしゃっていました。彼は、水墨画を趣味として始め、表装の技術も修得し、今やプロ級の腕前とか。お客さんも出来て注文も受けているそうです。そんな彼も、いずれ陶芸をやってみたいということを話していました。

入れ替わりに今度は夫婦が孫を連れてやってきました。工房がどんなところか見に来てくれたのです。

 早期退職し、不安を抱えながら新たな船出をした私にとって、こうした人たちとの出会いと交流は何よりの励みになります。私には持ち合わせていない何かを彼らの中に見ることができるからです。それは大きな喜びでもあります。


富安さんと増本さん  頭にタオルを巻いて粘土をこねているのは加藤さん

続きを読む "輪と和"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

真の匠の技とは(丸子の里・秋の芸術祭で知る)

「第一回丸子の里・秋の芸術祭」に行ってきました。山里の趣ある丸子の道沿いの民家など8会場で、県中部で活躍する工芸作家などの作品をゆっくり見て回りました。どの会場もお客さんであふれていました。

何人かの作家と直接お話をすることができました。その中で心に響く言葉がありました。

息子が木工職人になるための修業をしているのだと、私と一緒に来ていた息子を紹介したとき、指物家具職人の小林周司さんが息子にこうおっしゃったのです。「とにかく大変苦労したよ。でも正直に誠意を込めて作っていたら、自然と信用が生まれ、お客さんが私の作った家具を買ってくれるようになりました。」

「誠意」、 これこそが真の匠の技の奥義だと思いました。

続きを読む "真の匠の技とは(丸子の里・秋の芸術祭で知る)"

| | コメント (1) | トラックバック (0)

庭の中の秋色

 落果して、一つも実がならなかった我が家の柿の木ですが、葉が色づきはじめました。果実を食する楽しみはなくなったけれど、居ながらにして秋の訪れを感じさせてくれる柿の木に感謝したい気持ちになりました。





 

 裏手のキンモクセイが甘くやさしい芳香を放っています。3本あったキンモクセイでしたが、工房新築のため30年以上庭で存在感を示してきた2本のそれは、私の手で切り倒されてしまいました。兄弟を失った残る1本は、いつにもまして橙々色を濃くし、私の目を惹こうとしているかのようでした。暗に私に抗議しているようにも感じました。「仲間を無惨にも切り倒した」私は、ちょっと後ろめたさを感じながら彼を見上げました。

                               




続きを読む "庭の中の秋色"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

仲良し嫁姑会員さん

 毎週土曜日に教室に来るお二人は、とっても仲良し。 並んで作陶している時の会話は実にあったかなのです。義母曰く、

「ユミちゃんは、ほんとうに上手だね、すごい!」

嫁さん応えて曰く、

「お義母さんのもとってもいいですよ。」

終わってからも手を洗いながら義母が嫁さんにこんな話をしていました。

ユミちゃんがいなくなったら私どしよう・・・」

嫁と姑の問題は、この二人には無縁に違いありません。

昨夜撮った夜の工房です。久しぶりに星と月が出ていました。

Yorunokoubou_013_5   

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ブログ、再スタートします。

 「三日坊主」はこの年齢(58歳)になっても治りません。でも、中断していたブログを、デザインも秋らしく一新して再スタートします。ちょっとは意志の強さもあるのだと、自分自身に言い聞かせて書いているところです。

 ようやく「菓子鉢」を納めることができます。私が作った器が旅立ちます。紙箱は器のサイズに合わせて作ってもらいました。濃紺の和紙が貼られた箱です。夕食後妻と二人で、器を白い薄紙で包み、更に右近の布で覆いました。布の端には私の印を押しました。そして「ささやき窯 楽友」の紹介と、器の特徴を書いた小さな緑色の用紙を入れます。1時間余りで26個の箱が工房の隅に積み重ねられました。今日の午前中、依頼人に納めに行くつもりです。














続きを読む "ブログ、再スタートします。"

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2008年7月 | トップページ | 2008年11月 »