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2008年12月

十大ニュース

 やはり年末は我が家も大忙しでした。やれ孫のお年玉にと、母親から注文があった本を探し求めたり、ちょっとした掃除をしたり、明日からの雪山山行の支度をしたり・・・。

 あちこち車で移動しながら、妻と何気なしに今年の「我が家の十大ニュースベストテン」を出し合っていました。次々に出てきました。もちろんベストワンは、私が陶芸工房を建て、陶芸教室を開業したことです。これは私と妻の共通した大きな出来事でした。そしてここから派生した事柄、

多くの方々と繋がりができたこと・近隣の工芸作家と共に「里山アート紀行」なる展示会を企画したこと・・・、などなどがベストテン入りです。

 4月以降、ワクワクドキドキの連続でしたが、60歳を直前にした私の楽しい「青春」の始まりでもありました。

 「ささやき窯 楽友」をご支援してくださる多くの方々に感謝を申し上げます。

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今年最後のお客さんは、あったか家族

 今年最後のお客さんは若夫婦と、その母親(お嫁さんの)の3人でした。

若いお二人はカレー皿を、お母さんはマグカップとスプーンを作りました。

若夫婦の会話は軽妙でした。

嫁さん:「ようちゃんの、そこに傷があるじゃん!」

旦那さん:「これか、これは意図的につけたんだよ~!」

常にニコニコ顔で、楽しいおしゃべりと共に手も丁寧に、器用に動かしていました。

旦那さん、義理のお母さんに:「お母さん、いいじゃあないですか。上手!!」

この3人が今年最後のお客さんでした。

微笑ましい温かな気持ちをこの家族からプレゼントされました。ありがとう!

(以上は 昨日の出来事です)

今日から年末休業に入りました。

一日中パソコンの前に座って年賀状作りです。いつもながらの突貫工事で200枚近くを書き上げました。

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電動ろくろが上手な仲良し夫婦

 2週連続でいらっしゃった掛川のOさん夫婦はとても仲良しです。ろくろを回しながら、互いの腕前を褒め合ったり、出来上がった作品に感嘆したり・・・。

先週は電動ろくろでそれぞれ4作品を挽きあげました。体験陶芸ですから、削りは当方でやるべきところですが、自分でやってみたいということで、今日再び訪れてくれたのです。

電動ろくろで作った経験が数回あるそうで、ろくろさばきは初心者とは思えないほど見事でした。とはいえ、削りもなかなか難しいものです。もしかしたら4作品全て満足な削りは出来ないかもしれないと、私は内心ドキドキしていました。

そんなことありませんでした。私の事前指導をしっかりと頭に入れ、集中力と緊張感を絶やさずに取り組む姿勢が功を奏したのでしょうか。いやはや、お二人の腕前には感心しました。

 ご本人達もいたく陶芸に興味を深めたようです。年が改まったら、お二人で教室に通いたいとおっしゃって帰られました。「ささやき窯 楽友陶芸教室」初の夫婦会員さんになるかもしれません。

そうすると母娘・嫁と義母・母と息子といったペア会員に夫婦会員が加わり、多彩な顔ぶれとなります。楽しみです。

good写真をクリックすると拡大写真が見られます。

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メジロ君 今年はどうしたの?

 陶芸修業のため1年間妻と別居生活を送った昨年は、毎日のように日記を付けていました。日記は毎日、あるいは数日おきに妻にメールで送っていました。彼女は月末にそれを印刷して冊子にしてくれていました。12冊の「ヒロの瀬戸日記」です。それを開いてみました。

 昨年の12月24日はこんなことを書いていました。この日は瀬戸市から帰省していました。

「(陶芸)教室建設場所の整地作業に入る。可愛そうだがキンモクセイ・ロウバイ・ヒバ・コウシバ・ツゲなどの庭木を根本から伐採する。~略~

 全ての葉を散らしたコブシの梢にメジロが数匹、何度も飛来。警戒しながら下方の枝に徐々に移り、コブシの隣にある赤い実を一杯つけたマユミの枝に飛び移っておいしそうについばんでいる。・・・・」

 

 私は工房で仕事しながら、時折窓越しにコブシの梢を見上げました。今年はメジロ君達どうしたのでしょう。1羽も姿を見せません。

「愛らしい仕草が何ともいえないほど可愛らしい。そしてけなげで優しい鳴き声だ。」と昨年の日記に記したけれど・・・・、明日はその愛らしいメジロ君が来るかしら。

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あぁ電飾!

 クリスマスが近くなりました。繁華街だけでなく、民家の軒先にも電飾がきらめいています。

 今から21年前のことを思い出します。私にとって初めての海外旅行でした。勤務先の同僚と格安のグアムの旅をしたときのことです。そこで初めて目にしたのが民家の玄関先に輝く電飾でした。ああ、やっぱりアメリカ人らしいなぁ、と思ったものです。クリスチャンが多いアメリカ人にとって、クリスマスは特別な日に違いありません。そこで見た電飾はひそやかなものでした。色とりどりではなかったように記憶しています。クリスチャンではない日本人の私でも自然とクリスマス気分が湧いてきたのを覚えています。

 蛍のほのかな光と満艦飾の電飾・・・。私は前者の高貴さが大好きです。満艦飾の電飾は目を背けたくなります。イエスキリスト様も顔をしかめているかもしれません。

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瀬戸の同級生

 昨年1年間、共に陶芸の勉強をした仲間3人が訪ねてくれました。年齢差は30歳近くありますが、他人に紹介する時には、私も彼らも互いに「同級生」と言っています。一人は秋田県出身の女性で、今は土岐市の製陶工場で絵付けをやっています。仙台出身の女性も多治見市の製陶工場で箸置きなど、小物を中心に作っています。もう一人は、瀬戸市で製陶場向けの「棚板」を作る工場で働いている岐阜県出身の男性です。

陶芸の道で生計を立てることが困難な時代です。でも、皆それぞれの夢と希望をしっかりと抱いて、懸命に働いています。少ない時間給では金銭的な余裕はあまりないのが実情のようですが、彼らの目は輝いていました。世界一長い木の橋、「蓬莱橋」から見える大井川の澄んだ流れや、広がる茶畑に感嘆する彼らの素直で純な心に触れ、私は嬉しくなりました。

大井川右岸のくねくね道を30分ほど北上し、いつもの喫茶店「お茶ぼっこ」に「同級生」を案内しました。

5人で抹茶を注文したら、マスター「ひのおやじさん」の新作和菓子が出てきました。コーヒー味と抹茶味、2層の富士山型和菓子です。雪をイメージした白い粉がまぶしてありました。

白い小石を埋め込んだ新作の流木一輪挿しもありました。

半裁にした丸太を正方形に組み合わせ、その中央に耐火煉瓦4枚を使って作った火鉢も「ひのおやじさん」の新作です。私たちは炭火の温もりを囲んでおいしい抹茶やコーヒー、シフォンケーキなどをいただきました。

マスターの相変わらずの素朴な歓待に感謝しながら、あったかな気持ちになって「お茶ぼっこ」を後にしました。

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私の心を揺らした今日の言葉

 今日もいつものように、ラジオから流れるクラッシック音楽や邦楽などを聞きながら仕事をしました。私自身のスケジュールに沿って、のんびり、ゆうらりとやりたことを進める。本当は急いで仕上げなければならない生徒さんの作品が幾つもあるのですが、慌てず丁寧にをモットーに進めています。

 「私の心を揺らした今日の言葉」をメモしておきたいと思います。

朝の連続テレビドラマ『だんだん』を見ていて

 「嫁いでからずっと今まで掃除、洗濯をし、ご飯を作ってきた。家族みんなが安心して暮らせるようにすることが私の責任だと思って・・・」(主人公の母親が、娘にこう話していた)

同じくNHKの「スタジオパーク」を見ていて

 亡くなられた遠藤実さんの生前の言葉

 「名曲を作ろう、いい歌を作ろうなんていう野心があっってはだめです。歌手の個性に合ったものを私は作るように心がけました。」

報道ステーション WBC出場が決まっているイチロー選手へのインタビュー

 Q「前回世界一になったわけだから、それを守らなければなりませんね?」

イチロー選手の回答(しばらく沈黙してからこう答えた)

 A「それ認識が違うんじゃあないの。守るということでなく、世界一を取りにいくんだという  意識じゃあないといけないよ!」

 

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「良い一日だったね!」

 今日の工房は賑わいました。新規に入会したばかりのお二人の女性、既に会員として通っている男性と女性、そして体験陶芸をやりにきてくれた若い女性2人。6人(妻も加わったから7人)が作陶を楽しみました。互いに初顔合わせだけれど、愉快な会話も行き交いました。

 体験陶芸に来てくれた若い2人の女性は、他の年配者の中に臆することなくとけ込み、軽やかな会話をしていました。しなやかな心に感心しました。作陶もとてもスピード感があります。作りたいものをあらかじめ考えてきたようですが、まるで子供のような自在な発想でどんどん作り上げました。

 「良い一日だったね!」

 作り終え、帰り支度をしながら、2人はこんな言葉を口にしていました。

さりげなくこうした感想を言い合える2人に、私はまた感心してしまいました。同時に、

私の工房で過ごした2時間余りの体験陶芸で、彼女らに仕合わせな時間を提供できたことを誇らしく思いました。

good彼女たちの作品

  カレー皿

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 香立て(?)・ろうそく立て・小さなランプシェード

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出会い 広がり ワクワク

 工房にはいろいろな方が訪れます。木材会社の経営者、40代の会社員(技術者)、管理栄養士、パン製造をしている女性、退職して悠々自適な生活を送りつつ、趣味の世界を切り開いている方、かつて大工をしていた70代中頃の方、木彫家、石彫家などなど・・・。

 彼らとのおしゃべりの中に、温かな人間性を感じたり、おもしろくも有益な生き方を見いだしたりしています。人との出会いが、私の生き方、考え方に更なる広がりをもたらします。それが嬉しい。早期退職し、新しい道に不安一杯で踏み出した甲斐があったというものです。

 「読み聞かせをやってみない?」

そんなお誘いが、教室に来ている会員さんからありました。

近くの小学校でやっているというので、出かけてみました。始業前の15分間、「読み聞かせの会」のみなさんが、それぞれが選定した本を持ってきて子供達に読み聞かせます。子供達は目を輝かせ、読み手の方をじっと見つめて聴いています。

 読み聞かせは本来は親業の一つです。親の役割を他人が担うことになったのには親業が一部崩壊しているからなのでしょうか。いずれにしても「読み聞かせの会」の皆さんには感心させられました。中には、出勤前に学校に立ち寄って本を読み聞かせている方もいると聞きました。

 子供達の心に灯りを点すボランティア。

私もお手伝いをすることにしました。

また一つワクワクするものがポケットに入りました。

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家族で受講 田沼塾「陶芸講座」

 生涯学習講座(牧之原市主催 「田沼塾」)「土とあそぶ 楽友陶芸講座」を受け持って既に半年が過ぎました。今年の6月から来年1月まで、月2回、計16回の講座です。残すはあと3回となりました。

 自宅に工房を新築し、陶芸教室をオープンさせるのと同時展開だったため、当初は大変な思いをしました。受講生20人中、3組9人が親子です。一家全員4人で受講している家族、もう一組も家族全員で陶芸を楽しんでいます。微笑ましい雰囲気が漂う講座です。大変だなんて気持ちもあっという間に吹き飛んでいました。

 紐作り、タタラ作り、石膏で型を作っての揃い物作り、染め付けなど、皆さん初めての方ばかりですが、見事な作品を作っています。来年2月には、これらの作品の展示発表会が相良公民館で催されます。

good 家族で陶芸を楽しむ

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 Tanuma5_036 good クリックすると拡大写真が見られます。

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北風小僧よ本当の寒さを知らしめよ!彼らに!

 Cocolog_oekaki_2008_12_06_17_42 きょうは北風小僧が1年ぶりに戻ってきた、そんな天候でした。庭のコブシは、昨日は100枚ほどの葉を宿していましたが、すっかり北風小僧に持って行かれました。

 「寒いですねぇ!」

教室に通っている生徒さんの口から、そんな時節の言葉が自然に出てきます。石油ストーブの上に置いたやかんの口から吹き出ている湯気、水蒸気で曇った窓ガラス、そんな教室の中に身を置く私。楽しそうに粘土で遊んでいる生徒さんたち。なんと私に似付かわしい風景でしょう。

 北風小僧の親分が、もうじき更なる寒さを抱えてやってきます。

世間では、この寒さの中に放り出され、辛い年末年始を迎えることを余儀なくされる人たちがあふれようとしています。せっかく内定した会社から取り消しの通告をうける若者も出始めています。

国民が安心して暮らせる状況を創り出さねばならぬ責任ある立場にある人たちのほとんどは、庶民の感じる寒さを体感できないのではないのでしょうか。強い怒りがこみ上げることの多いこの頃です。

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生かす

 工房建築時に切り倒した庭木は7種類、30本近くになります。ロウバイ、ツゲ、ハナミズキ、榊、キンモクセイ・・・。そのほとんどは短く切ってゴミの日に出してしまいました。私たち家族と共にこの敷地内で成長してきた樹木です。全てをそのまま捨てるにはあまりにも忍びない。

 私はキンモクセイの太い枝を、工房玄関内の手すりとして使いました。

キンモクセイやツゲ、榊は束ねて保管しました。いずれ灰にして釉薬に生まれかわってもらいます。

キンモクセイの太い幹は、工房前に据えて花を置く台として使っています。

 切り倒されて死んでしまったけれど、彼らの一部は今なお私たち家族と共にあります。

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親子会員が4組に!

  「癒し空間 ささやき窯 楽友」と名付けた陶芸教室案がスタートしてから5か月経ちました。

 今日もこの教室で陶芸をやりたいという方がお見えになりました。お母さんと息子さん2人で来たいということでした。「母親が成人した息子と2人で・・・、と思わないでくださいね」と彼女は言うのですが、私は素晴らしい親子関係だと思いました。私のところには既に3組の親子が来ています。母親と娘さん、義理の母親とお嫁さん、陶芸を習いに来ている息子さんと、少し時間をずらしてギターを習いに(請われてギターも教えることになってしまいました。)来ている母親。

 親子でも気軽に来られる陶芸教室だと、みなさん感じていらっしゃるのでしょう。「癒し空間」を目指している私にとって、大変嬉しい滑り出しです。

 

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コブシ君、急がないで!

 師走に入ってしまいました。この歳の、この私にとって、時の経つ速度はあまりにも速く感じます。デジタル時計はあまり好きになれません。時を正確に刻み、瞬時に見て取れるから。だから数字のないこんな時計を4つも作ってしまいました。

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 ささやき窯のシンボルツリー、コブシ君はここに来て超スピードで変身をしています。そんなに急がずともいいのに。美しい黄葉をもうしばらくまとっていてほしかったのに、次から次へと散らしています。吹きだまりには彼のたくさんの分身が折り重なっています。緑を失ってきた芝生上では、風に吹かれてあっちへ、こっちへとたゆとうています。

 私は彼らをしばらくこのまま遊ばせてあげます。年末になったら箒で集めて土に還してあげましょう。

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