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2009年2月

夫婦の夢

60歳近い夫婦の会話。

奥さんが夫に聞きます。

「ねえ、あなたの夢は何?」

「子供達にとって、そして君(妻)にとって良き父親、夫であったと思ってもらえることだよ。」

夫も聞き返します。

「じゃあ君の夢は?」

「おばあちゃんになったとき、ロッキングチェアーに座り後ろを振り向いたら、あなたがそこにいることよ。」

今日、テレビの中のアメリカ人夫婦が語っていた言葉です。私はすぐにメモ帳に書き留めました。

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チューリップ君の怒り

 枯れたようになっていた庭の樹木が活き活きとしてきました。馬酔木の壺形の小白花がしたたり、サンシュユの鮮黄色の花も葉に先立って一斉に咲き始め、うなだれていたマユミの細い枝先には萌葱色の小さな葉が開きかけています。

チューリップの芽は土から2㎝ほど顔を出して私をにらんでいました。去年の11月に私が植え付けた、たった2個の球根です。どこに植えたのか全く忘れていました。チューリップ君は、そんな私に「僕たちのこと忘れんでや~!」と怒っていたのですねぇ。はて、さて、何色のチューリップだったかなあ?私は、チューリップ君にそんないいかげんさを悟られないように、芽の周りの雑草をそっと抜いてあげました。

馬酔木の花とサンシュユの花

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傑作その3

 鶯の鳴き声を聞きました。朝食を取っているときです。目を凝らすと、馬酔木に2羽います。急いでカメラを取り出し、庭におりて望遠で覗きますと、しきりと馬酔木の蕾をついばんでいました。シャッター音がすると同時に飛び去ってしまいました。どこかで練習をしていたのでしょう。美しい鳴き声でした。明日も、あさってもこの鳴き声が庭に響くに違いありません。春はすぐそこです。

 傑作その3は、高校時代の同級生が体験陶芸にやってきた時に作った作品です。

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傑作その2

 お花屋さんを営んでいるというTさんは、2度作りに来てくれました。2度とも花器です。陶芸は初めてと言うことでしたが、やはり花を扱っているだけあって、作りたい花器をしっかりとデザインして持ってきていました。

 最初に作った花器には染め付けを施した清々しい感じのものでした。今回は黒の粘土を指定して作りました。どうぞ写真をご覧あれ。生けられたお花もきっと気持ちよく収まり、見る人を楽しませてくれることでしょう。

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傑作その1

 体験陶芸に来られた方達の作品を紹介します。

「傑作その1」は、名古屋から度々作りに来られるMさんの作品です。

彼女にとって人生最大の思い出、結婚式。ギリシャで挙げたのだそうです。そこの建物を模して作りました。白亜と空色のコントラストが鮮やかです。

旦那さん"ももさん"は、電動ろくろで作りました。初めて触れるろくろでしたが、どんぶり2個を見事に挽きあげました。黒と黄色の器が完成です。

 Mさんには昨日「出来上がりましたよ。」と連絡をしました。実際にご自分の目で出来を確かめるのを楽しみにしていることでしょう。取りに来られる前に写真でご覧になってください。

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飾っておきます

 当陶芸教室「ささやき窯 楽友」の会員さんが、ここで作った器を家に持ち帰ってどう使っているか気になるところです。

 幾人かの人に尋ねてみました。

 「もったいなくて使っていないわ。飾ってあるよ。」

 「飾り棚を作って陳列したよ。」

 

まだまだこれから、といった作品なのですが、皆さんにとっては初作品です。どこにも売られていない、正に世界にたった一つのものです。戸惑いながらも、気持ちを込めて作ったものです。「飾っておきたい」ほどの傑作なのです。

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ケーキが取り持つ縁

とてもおいしいチーズケーキ、ロールケーキの差し入れが会員さんからありました。

ケーキ作りが得意な奥さんが作ったそうです。

作陶後、それをいただきながら会員さん同士の会話も弾みます。 今日2時間半近く粘土遊びに興じたのは、会員さん4人、体験陶芸に来られた方1人でしたが、まだ互いに親しくおしゃべりをする間柄ではありません。でも、終わってからのこうした「茶話会」は相互の心を通わせます。手作りのおいしいケーキが取り持つ縁です。

 次回の受講予約がいけていました。ケーキがあまりにもおいしかったものですから、ケーキを差し入れてくれた会員さんが来る日に集中したのですよ。

 黙々と作った後のちょっとした一息タイムは

心和む時間でした。

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うれしい発見

 7:55~8:15 

近隣の小学校に行き、6年生に絵本の読み聞かせ

 9:30~12:00 

小糸製作所相良工場労働組合のサークル活動をしている人たち12人の体験陶芸指導

13:30~16:30 

掛川市から来た3婦人の体験陶芸指導。会員さん1人も一緒に作陶。

これは私の今日一日の動きです。

私の読み聞かせに耳すませ、目輝かす子供たち

休みとなればパチンコにいくのが常なのに、陶芸をやりにきてよかったと言っていた男性

いまだ衰えを知らない元気はつらつな70代後半、60代後半という3人の女性たち

正に老若男女と接する楽しい一日でした。充実していました。疲れました。疲れたけれど幸せを感じました。老いも若きもみな同じだと気づかされました。何かをする、何かに興味を持つ、そして動く。すると生き生きとした目の輝きになる。小学6年生も、74才の婦人もひとみがキラキラしていました。嬉しい発見でした。

 

 

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真っ赤なバラの思い まだ吾も

 深紅のバラ30本が、居間の隅で異彩を放っています。このバラは、生涯学習講座「土とあそぶ 楽友陶芸講座」の受講生から贈られたものです。1年間の講座が終了し、先週末、慰労会を催しれくれた折りに、皆さんからいただきました。

 "真っ赤な まっかな、真っ赤なバラを、あなたに あなたに、あなたにあげる~"

バラを頂いたときから、この一節が頭の中を行き来しています。私が好きな歌手、加藤登紀子さんの持ち歌です。

 "ぼくが とても 好きな 色は 赤いバラと~・・・  きみが すきさ とても好きさ・・・"

松山千春さんが歌うこの歌の一節も浮かびます。

「赤いバラ」に込めた思い・・・

わたしは、居間に置いた深紅のバラを眺めては、ひとり密かに顔を赤らめてしまいました。まだ俺だって、赤いバラを贈ろうとする思いはあるのだ、・・・・と。ないかな、わからん。あるかも・・・・・・クスッ。

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ひのおやじさんの透視力

 このところ茶の湯に使う器を作っています。大中小、3種類の水差しを先週末に作り、今乾燥させているところです。

ここ2日間は、体験陶芸に来た人たちが作った作品の釉薬掛けに追われていますが、明日から抹茶茶碗の制作に入る予定です。

 そこへ降ってきたのが、「抹茶茶碗」の注文です。

午後、茶碗を2つ抱えてやってきたのは、家山の喫茶店「お茶ぼっこ」店主、ひのおやじさんです。もちろん奥様も同伴です。お茶ぼっこは水曜日が定休日なのです。真冬日ながら、夫婦連れ添ってのお出かけにはもってこいのいい天気です。おそらくどこかへ行かれた後に立ち寄ってくれたのでしょう。とてもうれしく思いました。

 ひのおやじさんは、持ってきた抹茶茶碗を私に見せながら、好みの形や色目などを言って、5つほど作ってほしいと注文してくれました。さらに、ギャラリーに置いてあった金粉入り黒色の抹茶茶碗も買い求めてくれました。

 偶然ながら、ひのおやじさんは、私の制作予定を透視していたのかもしれません。

彼に感謝です。

「制作意欲が沸いてきました。ひのおやじさんありがとう!」

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チョコレートとお年玉

 チョコレートのとろりとした甘さがまだ口中に残っています。ここ2日間、たくさん食べました~!。

 かの人、この人からいただいたチョコレートは、どれも甘いだけではなく、あったかい味でした。

 ことさら、幼い孫から郵送されてきたそれは格別でした。

「ミロより」「ろこより」と、短い手紙付きです。

 そういえば、正月にも素晴らしい贈り物をもらったっけ。

お年玉です。

袋を開けると、1000円入っていました。手作りのお札です。福沢諭吉が描いてありました。100万円の価値あるお札でした。

 贈る喜びいただく仕合わせ

goodこの写真をクリックすると拡大写真が見られます。

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"ほろにがさもふるさとの蕗のとう"

 昨日、家の裏で蕗のとうを見つけました。食べちゃおうかな、と思ったけれど、1本だけだったので、そのままにしておきました。

 今日、夕方になって妻とウォーキングがてら、近くの陶芸家、長谷川さんちに立ち寄りました。彼の家に入る直前に、隣に住むステンドグラス作家の桜井さんと顔を会わせました。家の周囲になっている蕗のとうを摘んできたところでした。

 ひとしきり長谷川さんちでおしゃべりをしたあと、蕗のとうを根っこさら採っていきたいなという妻の要望に応えて、長谷川さんは小さなスコップを持って庭に出ました。庭と言っても、傾斜のある元山林です。どこを見ても緑、緑、緑です。庭の一角に案内されて足下を見ると、あっちにもこっちにも蕗のとうが顔をだしていました。

 今晩のおかずは、蕗のとうの天ぷらです。ほろにがさが口中で広がります。ビールも旨い。

 飲みながら、食べながら山頭火の俳句を思い出していました。

  「ほろにがさもふるさとの蕗のとう」

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Mさんからの手紙

とても嬉しいお手紙をいただきました。

1月31日付けの私のブログでも紹介した名古屋のMさんからです。

「お二人(私と妻)といると・・・すごく楽しいし、癒されます。お二人に会うとやさいあったかな気持ちになれます・・・・、ずうずうしいですが、島田のお父さんお母さんと思って、また遊びに行きたいです。」

 彼女は、体験陶芸をやりにたびたび来てくれる遠来のお客さんです。ご夫婦でも来てくれて、私たち夫婦とおしゃべりをし、夕食を共にする機会もありました。

さりげないおしゃべりの中に感じ取ったのでしょう。彼女は私たち夫婦と会っておしゃべりすることで、「やさしくあったかな気持ちになって、癒された」というのです。

日頃文章を書くことも、メールを打つこともおっくうだという彼女が、長い手紙を書き送ってくれたのにも感激しました。整った美しい字体のひとつひとつに、彼女の思いが詰まっているのが見て取れます。

 他者にちょっぴりホットな思いを抱いていただける、そんなおだやかな表情を持った年齢になったのかな、とMさんの手紙を読んで思いました。私たち夫婦は1年後には還暦を迎えます。

 「島田のお父さん、お母さん」は、名古屋のMさんご夫婦と"縁(えにし)の糸"でつながっていたのかもしれません。

「袖触れあうも多生の縁」とはこのことを言うのでしょうね。

 陶芸が結びつけてくれた縁

 不思議なことです。楽しいつながりです。

”出会い”は夢を紡ぐことでもあるのです。

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他者のためは己のため

8組(20戸で構成される)の組長、猪土居(260戸、1組~10組で構成される)の区長、そして近隣3地区で構成される牧の原自治会の役員。

 これらは本年度私が担っている役です。任期は1年ですから、あと少しで役職放免となります。こうした役はだれかが担わねばなりません。でも、正直言ってやりたくない。自分の仕事だけでも手一杯なのに、とつい愚痴なんぞ口にしがちです。

 あとわずかになったせいでしょうか。ちょっぴり前向きになってきた己の心境の変化に驚いています。地域のために時間をさいて動いていると、「地域のため」ではなく、自分のためなんだな、と感じるようになったのです。

 

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二人でひとりの人生だから

 ここ数日は、一日遅れ、いや二日遅れで書いています。書いておきたいことがあるのに毎日パソコンの前に座るのが遅くなってしまい、ついつい布団の中に入ってしまうのです。

だから、ちょんぼしています。投稿日時をごまかしているのですよ。

 洒落た喫茶店「お茶ぼっこ」さんに久しぶりに顔を出したのは、一昨日のこと。海岸沿いの町、相良での展示会を終え、島田市北部の家山にある喫茶店まで車を走らせました。すでに午後5時を過ぎています。ドアをきしませながら入ると、浜松からひょっこり来たという若者3人が、のんびりとした面持ちでひのおやじさん手作りのストールに腰掛けていました。ガラス越しからは、満月間近の月が大井川の上で次第に明るさを増しながら輝き始めています。それを見て、若者の一人が感嘆の声をあげます。居心地がいいのでしょう。夕闇が迫っているのになかなか腰をあげません。私たちは、ひとしきり若者との会話を愉しみました。

 彼らが帰った後、ひのおやじさんとおしゃべりです。ちょっぴり深刻な心境をぽつりぽつりと話す彼。私たち夫婦は、うん、うんとうなずく。ひのおやじさんは既に還暦が過ぎています。私もあとワンステップで仲間入り。まだ60歳、と強がる一方で、「嗚呼!もう・・・こんな歳に・・・」と嘆く自分がいます。過ぎ去った過去を振り返ることはまだあまりないのですが、時々感慨にふけることもあります。

"妻と出会い、家庭を築き、やがて子供が授かり、泣き笑いしながら子育てをした。そして、子は私たちから巣立っていった。今は夫婦二人きりの生活になった。その間を振り返っては、「いい人生を送ってきたなぁ」と自画自賛する。私の後ろにある道は、私たち夫婦の合作なのだ。汚してはいけない。これから造る道は、子のためにではない。夫婦二人のための道を創ろうと思う。私と妻が出会ったときのようなときめきを感じながら。"

ひのおやじさんとおしゃべりをしていたら、70歳過ぎくらいの男性が店に入ってきました。

「俺なんか、妻とほとんど口聞かないね。あんななぁ、いなくったっていいやね」なんてことをぽつりと真顔で言いました。夫婦二人の道を協同で切り開いていない人なのかな、と感じjました。協同作業は時として意見を違えることもあります。衝突もあります。でも、それをもなんなく乗り越えられるのも長年連れ添った夫婦の強みです。互いに意地を張らず、どちらかが譲りながら、こんちくしょうと思っても、「ごめん」と言ってみる。二人の間に新しい空気が流れてくること間違い無しだと思います。

「二人で一人の人生だから」

夫婦って。

二人三脚の紐をはずしてはいけません。はずすときは棺桶に入るときだけです。逆に締め直してみると気持ちも引き締まるかも知れません。

 

  

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幸せ!は趣味の中にも

 7・8日の2日間、生涯学習講座の発表会・展示会がありました。私は陶芸の講座を担当しました。昨年6月から今年の1月末まで、月2回の講座でした。牧之原市にある相良公民館には、書、墨絵、フラワーデザイン、生け花などの素晴らしいできの作品が展示されていたり、ピアノ、詩の朗読、胡弓などの発表がステージで催されました。どこの市町村でも行われている、こうした生涯学習講座への参加者は年々増加していると聞きます。高齢化社会にひた走る日本ですが、生き甲斐に通じる趣味を仲間と共有することはとてもいいことだと思います。

 私が担当した講座名は「土と遊ぶ 楽友陶芸教室」です。20名の塾生が1年間、基本から始め、思い思いの作品作りに励みました。

見栄えの良い展示の仕方をほんの少しアドバイスしただけでしたが、花を生けたり、小枝で作った箸を添えたり、陶器が栄える敷物を置いたりと、様々な工夫をした展示をしてくれました。素敵な展示会場が出来上がり、その中で2日間、塾生と過ごせたことは幸せなことでした。塾生のみなさんに心から感謝申し上げます。

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頭と心を豊かにする日

 工房は、若さではちきれんばかりでした。

小糸製作所相良工場の労働組合ヤングクラブで活動しているみなさんです。平均年齢21歳位でしょうか。(引率者は40歳を超えていると言うことだから、もうちょっと上かな??) 

 12人の若者に作ってもらったのは同じ形のマグカップです。

決断の早さと丁寧さには感心させられました。板状にスライスした粘土を缶ビールの缶に巻き付けた際、粘土の端を重ねるか否かを問うたところ、全員が即座に決断したのです。取っ手やカップの底面の接着も丁寧にやっていました。

ドベ(カップと同じ粘土で作った泥状粘土)をカップ側面に筆を使って盛り上げるように塗り、風になびく草を表現した者、カップの両側に取っ手を付けた者・・・。若者の柔軟な発想がキラリと光っていました。

 午前中は県防災センターに行って研修し、午後はささやき窯で陶芸をやる。リーダーの方が言っていました。

「今日は頭と心を豊かにする日です」

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度量が大きい社長

 会員さんからとても感動的なお話を伺いました。

彼女のお宅は建築業を営んでいます。

かれこれ14年ほど前のこと。中卒の男子生徒を雇ってほしいという依頼を受けました。事前に学校から送られてきた内申書を見て、唖然としたそうです。オール1だったのです。いろいろなしがらみから雇うことになったのですが、またまた驚きました。かけ算ができないのです。数字にある程度強くないと仕事に支障を来します。本来なら辞めてもらうのが筋でしょうが、社長はじめ、先輩従業員の奮闘が始まりました。建築現場に向うまでの間、車の中で九九を繰り返し教えたのです。その甲斐あって、今では周囲からも一目置かれるほどの好青年になったというのです。

学校がすべきであった基本中の基本の学力が、仕事先の先輩達の努力によって本物の力に変えられたのです。青年を雇った社長さんの度量の大きさにも感心させられました。

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ありがとう

 今日も「ありがとう」の言葉をいただきました。私も返します。

「良く来てくださいました。ありがとうございます。」

 体験陶芸や、定期的に教室に来てくださるお客様とのつながりを深めるこの言葉をいつも大切にしています。

 だが待てよ、と己に問うてみました。私は妻に「ありがとう」と言ったことが何回あるのだろうかと。

 文字にすれば言えそうです。

ダ・カーポという夫婦デュオが歌っている「ありがとう」の歌詞を拝借し、妻に書き贈りたいと思います。

 

 足りないところ  ふたりでたせば

 まだまだ出来ます 出来ないことも

 支えられたり また支えたり

 ふたりでひとつの 人生だから

 ありがとう ありがとう

 いろいろどうも ありがとう

 歩いてゆきます ふたりの

 ふたりの道を

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抜かれた小さな命

 褐色の中の小さな命

 死に絶えたかのような 芝生の中から顔を出す

 冬の淡い陽光を受け 

 緑をさらに増しながらすくすく育つ

 褐色の中の小さな命

 抜かれる運命にあるとは知らず

 小春日和を愉しんでいた

 褐色の中の小さな命

 今日私はその命を抜き取った

 瞬間沸き立つ二つの思い

 

 褐色の中の小さな命

 たくましさと健気さを併せ持つ雑草礼賛

 たくましすぎる雑草へのうとましさ

 

 今日私はその命をつまんだ

 大きなバケツが

 小さな命で

 山盛りになった

 

 

 

 

 

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一に家庭、二に地域

 「未亡人会」の年配のご婦人が用事で工房に来て、こんなことを言っていました。

「私が大事にしているのは、一に家庭、二に地域だよ。」

60歳になると同時に老人会に入会し、他の高齢者の世話役などをしたり、婦人の集まりのリーダー的役割をになったりしている方です。素敵な着こなし、ピンと張った背筋、的確な言い回し、凛とした輝きのあふれた婦人です。

 昨年ご主人に先立たれながらも、依然として地域の行事などに積極的に関わっています。

本年度地域の総代や組長、自治会役員などの役が順送りに回ってきたため、仕方なく責務をこなしている私などとは大違いです。

「地域を大事にする」ことを生活信条としている彼女の言葉を聞いて、己の心の狭さを感じてしまいました。

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