皆さんいいもの作ってます その8
もう2番茶の刈り取りは終わった頃でしょうか。機械で刈り取られ傷ついた茶の木は、降り続く雨と茶園を覆い尽くす霧で癒されているように見えます。
「茶」についてこんな話を聞いたことがあります。随分前にラジオで聞いただけなので確たることでないのですが・・・。なぜか、窯場の窓から霧に煙る茶園を眺めていたらふと思い出したものですから書くことにしました。
長野県飯田市には「茶飲みカカア」という、へんてこりんな言葉があったそうです。あっちに行っては、こっちに来てはおしゃべりばかりする母さん、つまり、茶を飲むことにかこつけて仕事をさぼる母さんのことだそうです。また、「大茶を飲む」(お茶をガバガバ飲むこと)ような女房とは離婚せよ、などという言葉もあるそうな。「茶」に関して、あまりいいふうには使われなかった時期もあったのでしょうね。もちろん結納時に茶壺に安い茶を入れて贈るということも地域によっては行われていたようです。良い茶よりも「出ずらい」ので、嫁ぎ先に根づいてほしいという思いが込められていたのでしょう。
さて、今日紹介する作品の作者は仲良し嫁姑のお二人です。お二人は相良から毎週土曜日に通ってきます。姑であるKさんはとても褒め上手。いつも嫁のYさんが作っている作品を見ては、「上手!ほんとうにYちゃんはうまいよね!」と褒めちぎります。でも少しも嫌みが無く、心底から言っているのです。そして、自分の事はと言うと、「わたしまったくダメ女だもんでね・・・」と自分を卑下している。笑顔で、でも真顔で。Yさんはニコニコしながら聞いています。Yさんは、南アルプスの山小屋でアルバイトをしたことがある、非常に活発で行動的な女性です。今、彼女のお腹には新しい命が入っています。妊娠直後、3ヶ月ほど教室に来ることが出来ませんでしたが、再び義理のお母さん、Kさんと仲良く再開しました。そんなお二人の作品です。
Yさんの作った箸置きと小鉢
Kさんのビアカップと八角小皿
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